マチノコト

2014.2.26

渋谷版も誕生! 地域のゴミ収集と分別がすぐにわかるアプリ「5374(ゴミナシ).jp」が全国に展開

5374.jp

Code for Kanazawaが開発したいつどのゴミが収集されているかを見やすく表示する「5374(ゴミナシ).jp」が、全国各地に広まっています。「5374(ゴミナシ).jp」は、自分の住んでいる地域を選ぶだけで、「燃やす」「資源」「びん」「燃やさない」に分別されたゴミが、いつ捨てる日なのか、またそれぞれのゴミの区分の一覧も記載されています。

先日開催されたインターナショナルオープンデータディ2014では、日本全国33都市、世界で150都市以上もの地域が参加し、オープンデータを活用して地域課題を解決するアイディアソンやハッカソンなどが開催されました。Code for Japanが開催した企画では、「5374(ゴミナシ).jp」の改良を行うハッカソンが開催されました。

Code for Japan代表の関さん。

Code for Japan代表の関さん。

そこで、「5374(ゴミナシ).jp」の渋谷版が誕生し、東京でも「5374(ゴミナシ).jp」が広がりを見せ始めました。すでに、「5374(ゴミナシ).jp」は北海道、茨城、東京、石川、奈良、沖縄を含む全9地域でサービスが広がっています。機能も日々改善され、プッシュ通知などの機能も追加予定だそうです。

ゴミ問題解決のために、ゴミ集取をわかりやすくするというアイディアから生まれたサービスが、オープンソースとして全国に広がっています。地域の課題を、そこに住む市民が課題だと認識し、そして課題解決となるサービスを政治や行政だけに任せるのではなく、自分たちで手を動かして作っていく動きは、その地域だけではなく同じ問題を抱えた地域にヨコ展開もしやすくなります。

まずはサービスを実際に使ってみて、そこからサービス改善のフィードバックをすることも一つの参加ではないでしょうか。自分が住んでいる地域の「5374(ゴミナシ).jp」がある人はぜひ使って感想や改善策を連絡し、自分の地域がない地域は、「5374(ゴミナシ).jp」を作れる人に声をかけて、作ってみるといいかもしれません。

江口 晋太朗

Shintaro Eguchi

編集者/ジャーナリスト。TOKYObeta Ltd 代表、マチノコト理事、inVisible理事、日本独立作家同盟理事。著書 『日本のシビックエコノミー』『ICTことば辞典』『パブリックシフト』など。1984年福岡県出身

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