マチノコト

2014.1.7

【CCJ×マチノコトイベントレポート】ヒトとコミュニティのあり方を考え、地域の一員であることにプライドを持つためには

2013年12月19日、共助の地縁づくりを行っているCommunity Crossing Japan(以下、CCJ)主催、マチノコト共催で「Re: ~ヒトとハコとコミュニティの黄金比をさぐる~」を、神保町にあるワークラウンジEDITODYで開催しました。

同イベントは、CCJがコンセプトに掲げる「都市の社会環境問題解決に必要な地縁コミュニティをつくる」ために、私たちが住む都市のコミュニティと、私たち個人も含めたヒトにフォーカスしながら、ヒトとコミュニティのあり方を模索するテーマ型の一連のイベントとして、開催されました。

イベント当日は、年の瀬も近い年末に40名近い方々が集まりながら、ゲストが話すだけではなく、参加者同士のグループトークや活発な質疑応答などがなされました。

ちょっと良いコミュニティのつながりを作ること

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まず始めに、CCJ共同代表でHITOTOWA INC.の荒昌史さんより、CCJのコンセプトやネイバーフットデザインに関しての話がなされました。CCJは、住んでいる地域の地縁コミュニティづくりを推進するエリアリーダーと課題解決のためのコンテンツのプラットフォームを提供し、地域に住む人たち自身が、自分たちの地域のコミュニティを推進していく機会を提供しています。

その中で、私たちが生きる上で必要なコミュニティは5つあるそうです。

「「血縁」「地縁」「学縁」「社縁」そしてそれらに横たわる「価値観縁」。これらを踏まえた上で、どうコミュニティを作るべきかを考えることが大切です。それぞれに縁に応じて、役割や関係性は変わってきます」。

ネイバーフットデザインとは、同じマンションや地域の人々との信頼関係を築くこと。防災や減災、防犯も、一人でできることが限られてきます。だからこそ、普段から身近な仲の良い人とのつながりを作り、普段の生活をより楽しく、そして困った時には助けあうことができる、そんなちょっと良いコミュニティのつながり方をデザインすることが大切だと荒さんは話しました。

コミュニティの一員であることを日常的に意識するためのデザイン

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続いて、マチノコトの編集に携わっているモリがプレゼン。オランダ・アムステルダムの「I amsterdam」や「バルセロナに住む人々に感謝とプレゼンを風船にのせた男」など、greenzで編集に携わってきた経験を踏まえ、世界各地のコミュニティづくりの事例に触れ、そこから「シビックプライド」や「sense of community」の重要性について考えるようになりました。

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「さまざまな取り組みを通じて、建築を作らなくても、街のことにソフトから関われることを発見しました。何かを作るだけじゃなく、自分たちのマインドや発想を変えるだけで、自分たちの街の見方ががらっと変わってきます。そうした意味では、都市のリノベーションは、必ずしもハードだけではないのかもしれません。シビックプライドもsense of communityも、ヒトとマチとがどうあるべきかを考えるヒントになります。正解はないかもしれないが、そこにいる人たち同士の対話がアイディアを通じて、よりよいモノができると考えています」

防災だけにかからわず、コミュニティの一員であることを日常的に意識すること、そのためのデザインのあり方について話しました。

政治や行政も含めた、地域の新しいあり方を考える

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続いて、モリと同様にマチノコトの編集に携わってる江口よりプレゼン。市民発信で社会に対して声をあげることの大切さを通じながら、政治や行政について、まずは身近なところから考えることで、地域コミュニティを再構築することができるのではと話します。

「政治や行政も、これまでのトップダウンのあり方から、市民発のボトムアップ型へと移行しています。地域でやらなければいけないことを、僕らでできることは僕らでやること。任せきりにするのではなく、みんなでやること。そこから考えることが大切」

世界では、オープンガバメントと呼ばれる、政府の情報の透明性や民間との協働を促す動きがでており、地域自治や公共サービスのあり方も変化してきています。地域を良くする担い手は、その地域に住む人たち。地域に関わる人た
ちすべてが当事者意識をもつためのあり方として、テクノロジーの発展などによって、地域課題を解決するシビックテックと呼ばれる技術も生まれています。そうした動きを通じて、政治や行政も含めて一人ひとりが地域に参加していくための道筋を作ることが大切だと語ります。

地域に住む市民がプライドをどのように持つべきか

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各ゲストのプレゼン終了後、荒さん、モリ、江口の3人でパネルトークが行なわれました。地域に住む市民がプライドをどのように持つか、行政が横展開できる基盤を作ることで、民間や個人や地域にできることが増えてくるのでは、といった話がなされました。

ゲストの内容を通じて参加者同士でグループトークが行なわれました。それぞれが持っている課題や、参加者が抱えるヒトとコミュニティのあり方と、それにする方法などをグループで共有する時間となりました。

質疑応答で「良い街とは?」といった質問もあり、モデレーターを務めた荒さんからは近隣どうし「有事に助け合える」ことや、違った地域に住んでいる人たちに、自分が住んでいる地域について話をすることができるなど、さまざまな視点から街を見ることで街に対するプライドを持つための方法などが議論されました。

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質疑応答などを踏まえ、イベント終了後はゲストと参加者を交えた懇親会が行なわれ、参加者同士、ゲストを交えたやりとりが行なわれ、終了時間を過ぎても議論ややりとりが行なわれるなど、熱気に包まれてイベントは終了を迎えました。

誰もが「よき避難者」となるためのプログラム作り

東日本大震災は、CCJ立ち上げのきっかけでもありました。改めて、自助、公助だけに留まらず、地域やコミュニティ同士の助け合いを作る、共助の関係を作ることが大切です。そのため、CCJではいつなにがおきるかわからない問題に対して、誰もが「被災者」になる可能性を考え、新しい防災・減災研修プログラムを作る活動を行なっています。

その一つに、防災・減災への近道として、私たち自身が「よき避難者」となることが求められています。有事の際には、誰もが不満や不安を抱えながら過ごしています。だからこそ、避難の際にトラブルにならないために、受け身ではなく主体的に行動し、自助だけではなく共に助け合える「よき避難者」となることが大切です。こうした被災地のリアルを伝え、新しい防災・減災プログラム作成のために、クラウドファンディングでプロジェクト作成の資金調達を行なっています。ぜひ、活動に対して賛同や、次の震災に備えるための活動として、CCJのプログラムに参加してみてはいかがでしょうか。

今までにない「避難生活」をテーマに被災地から学ぶ場を作りたい- READYFOR? https://readyfor.jp/projects/_ccj

防災をはじめ、さまざまな課題に対応できるコミュニティを作るためにすべきこと

CCJとマチノコトでは、こうしたコミュニティについて考える場を、今後も一緒に開催する予定でいます。自分たちが住んでいる地域のことを知り、自分たちの日々の暮らしを見つめなおし、そして防災をはじめさまざまな課題に対応できるコミュニティを作るために未来にすべきことを、これからも模索していきたいと考えています。

編集部マチノコト

マチノコト編集部

コミュニティデザインやまちづくりをテーマにしたメディアプロジェクト『マチノコト』編集部のアカウントです。

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