マチノコト

2013.10.31

東京から考える五島列島の未来~五島人と東京人の連携のあり方とは?五島列島「島デザイン若者会議」東京スタディミーティング

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五島列島 島デザイン若者会議とは

島は、日本の中でも、高齢化が著しく進んでいる場所で、様々な課題を抱えています。そのような中でも、各地の島では、地元の住民や行政が、地域活性化やまちづくりの議論・取組みを進めています。そのような中で、若者や外部の者の視点は、まちづくりのプロセスの中に入りにくいのが、日本のまちづくりの現状です。

五島列島 島デザイン若者会議』は、長崎県・五島列島を対象に、五島人と東京人の若者が、五島列島の未来を考える会として立ち上げました。五島と東京(外部の人)の若者が共に島の未来やまちづくりについて議論し、既存の考えや枠組みにとらわれず、これからの暮らしたい島・行きたい島を考えます。

また、「五島列島 島デザイン若者会議」は、『都市デザイン・マネジメント研究会』という若手の専門家や学生がまちづくりについて研究・実践する会の一つのプロジェクトとして動いています。私自身は、本会議のワークショップデザイナーを務めております。

五島と東京の若者が、島デザインについて考える

11月1日~4日の『デザインキャンプ』に備え、10月27日は、『東京スタディミーティング』を東京都港区・愛宕AT-Garage(学べる大人の秘密基地)にて行いました。

今回はその様子をお伝えします。

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当日は、総勢19名で、20-30代の若者!五島出身者、都市出身者、デザイナー、若手専門家、都市・ITコンサルタント、観光系会社の方、学生、会社員など、多様な方々が集まりました!

まずは、今回の主旨や11月のデザインキャンプまでの流れ、五島列島の概要、東京スタディミーティングで話し合うテーマなどの説明を受け、「観光・訪れたい島」、「島の暮らし方」、「仕事・産業活性化・人口増加策」の3グループに分かれて、2時間のミニワークショップを行いました。

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各グループでは、2時間、熱い議論が行われました!現地に行ったことのない人が多い中で、東京で考えられる範囲で、皆さん真剣に議論していました!島ならではの交通・輸送コストの課題や情報発信の課題、島ならではのライフスタイル、大学がないため若者が島外に出てしまう構造になっているなど、活発な議論がポストイットや模造紙、地図を使ってなされました。

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各グループの発表です。

「観光・訪れたい島」、「島の暮らし方」、「仕事・産業活性化・人口増加策」の順で発表し、五島ZINE編集長にもお越しいただき、より本質的な意見や議論を行いました。

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会の終了後『五島列島 島デザイン若者会議』の北島美喜さんが、

“とても楽しかった。この短時間で、かつ現地(五島列島)で議論しているわけでもないのに、ここまで深い議論ができることに驚きました。2時間でここまでできたと思うと、11月1日からの4日間のデザインキャンプが楽しみですね!”

と語っていたのが印象的でした。私も五島列島・現地でのデザインキャンプが楽しみになりました。

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今後の「五島列島 島デザイン若者会議」の展開

今後については、11月1日~4日 五島列島の福江島にて、4日間のデザインキャンプを行います。東京と五島在住の若者、計15名が参加し、島の未来のデザインを考えます。

公開成果発表会は、11月4日(月・祝)13:00~15:00 @五島市・福江商工会議所会議室(長崎県五島市末広町8-4)にて行います。市民公開にて開催予定です!

その後、地元の方や行政の方と議論し、成果の実現化や五島人と東京人の継続的な関わり方の仕組みなどを議論しながら進めていきます。


五島列島 島デザイン若者会議
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都市デザイン・マネジメント研究会
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編集部マチノコト

マチノコト編集部

コミュニティデザインやまちづくりをテーマにしたメディアプロジェクト『マチノコト』編集部のアカウントです。

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